もともと日本より、台湾などはレザーシートカバーが普及していました。シートカバーの製作技術と工場が台湾には多くあったのです。
そのため市場として確立したシートカバーは、台湾で生産したものを取り入れるパーツメーカーや、台湾の工場が日本のメーカーに売り込みに来ることが多くなり、一般的に多くのレザーシートカバーは台湾製となったのです。
このため市場価格は一気に下がり、5万円以下となりました。
しかし、ここでも前述のレンズパーツ同様、日本人の細かさと商品性はマッチせず、見た目ですぐにカバーとわかるフィッティングがあまりよくないシートカバーは受け入れられませんでした。
又、価格もさることながら、同じ車種でもシートパターンが違ったり、年式によって異なるなど、商品の共用性が少なく販売側としての商品としては非常に厄介なものとなっていったのです。
そのため、特に台湾製をそのまま買って売っているメーカーは次々とシートカバー市場から撤退し、シートカバーを主力販売しているメーカーだけが残っていくこととなったのです。 |